催眠術と催眠療法の違い、魔法を手放すと根本的な解決に繋がる

 

今回は、魔法を求め続けている人を否定する内容が含まれています。
魔法を信じている人は、この先を見ないことをお勧めします。

 

「魔法を求めれば魔法は離れていき、魔法を手放せば魔法のような結果が起こる」
これまで何度もこの言葉を伝えてきました。

世の中は、魔法を謳う商品やサービスがいかに多いことでしょう。

・すぐに
・誰でも
・簡単に

このようなセールストークで溢れています。
「本当なの?」と疑いながらも、ついつい購入してしまうものなのでしょう。
さらには不安を煽ることで、購買意欲を高めるセールスが横行しています。
最近では、そんな情報が毎日のようにSNSで流れてきます。

セラピーの世界でも同じような傾向があります。
特に催眠療法(ヒプノセラピー)の場合は、テレビの催眠術の影響もあり魔法を求められる傾向が強いです。
スピリチュアル色が強いセラピーが増えていることも、一つの傾向と言えるでしょう。

癒しを求めるのであれば何でもいいのですが、深い心の悩みになるほど「〇〇セラピー」という手法では、根本的な解決をすることは難しくなります。

「すぐの結果が欲しい」という気持ちが強い人ほど、魔法を求める傾向が強いと感じます。
もちろん、それで解決するならOKです。
一時的に良くなるけど元に戻ってしまう。
もし、それを繰り返しているのであれば、魔法を求めることを手放してみましょう。

 

今回は、私が行っている催眠療法(ヒプノセラピー)の世界をお伝えします。

 

 

「催眠術と催眠療法の違い」

 

簡単に説明できそうに思えるかもしれませんが、本質を理解していて説明できる人は、とても少ないと感じます。
なぜなら、多くの人はどちらかをメインに活動しているので、本当の意味で違いを理解するためには、どちらの世界も知っておく必要があるからです。
実は、私のように「催眠術」「催眠療法」を二本柱にしてやっている人は、とても少ないのです。
私自身、「催眠術と催眠療法の違い」を自分なりに説明できるようになるまで、催眠を学び始めてから5年以上かかりました。

 

一番の違いは「目的」です。

催眠術は、様々な催眠現象を起こる。
催眠療法は、心の悩みを改善・解決する。
※ここでの催眠術はエンターテイメントの世界としています

目的が違うからこそ、考え方、誘導対象者、誘導法、が違うのは当然のことです。

 

特徴的な違いとしては、

 

催眠術は、短時間でより深い催眠状態に誘導する。
催眠療法は、時間をかけてゆっくりと催眠状態を深める。

 

催眠術では、催眠深度によって起こる現象が変わりますので、より深めていく必要があります。
催眠療法は、現象を起こす必要がなく暗示を入れていくので、個人的には催眠深度は中程度もあれば十分だと考えます。

 

催眠術は、短時間でより深めていくために「リラックス」だけでなく「緊張」を利用して誘導します。
催眠療法は、「リラックス」をメインに誘導します。

 

どちらの誘導が優れているとかではありません。
そもそも目的が違うのですから。
でも、この違いを理解して、どちらも身に付けることができれば、どちらをやるにしても融合することができ、応用することができるでしょう。

 

なぜ催眠療法に催眠術を求めてしまうのか?

 

一言で言うと、催眠術と催眠療法を混同しているからです。
私自身も最初は区別がつかなかったのですが、学ばなければ違いを理解するのは難しいでしょう。
テレビ番組で催眠術のコーナーがあると、ホームページのアクセスが増えて、問い合わせも増えるのは、違いを理解していないからです。
テレビでは、まるで魔法のような現象が簡単に起こる映像が流れます。
そうすると、「もし催眠術にかかることができれば、悩みも簡単に解決できるかもしれない」と思ってしまうのでしょう。
要は魔法を求めてしまうのです。

でもこれは仕方がないことです。
そもそも、催眠術と催眠療法の違いを理解していないのですから。

 

 

催眠療法に魔法を求めると?

 

まず、魔法のような催眠術はあります。
そして、催眠療法でも魔法のように心の問題が解決する人がいます。
これはセラピーの現場で何度も体験していることです。

しかしながら、それは一部の人であって、一般的な催眠療法を行ったぐらいでは、一時的に良くなったとしても、元に戻ってしまうものです。
心の悩みが深くなるほど、催眠誘導をメインとしたやり方ではうまくいきません。
長年、定着した心の悩みほど、心の中は複雑に入り組んでいるものです。

「【心の診断書】心は複雑、解決法はシンプル」に関してはこちら

 

心の悩みの要因を知るためには、クライエントの心の中をじっくりと観ることが重要です。
それは魔法ではなく、ある意味、自分の嫌な部分と向き合うことになります。
自分の心のドロドロとしたものが出てくることも多々あります。

これは魔法を手放した先に出てくるものです。

 

私が行っている催眠心理療法では、様々な心理を取り入れています。

・催眠術 
・催眠療法 
・ブリーフセラピー 
・NLP 
マインドフルネス瞑想
・宗教、仏教

これらは、ただの手段です。
心の悩みを根本的に解決するために、その人に合わせて使っています。

 

 

●催眠術
https://mindcreate.com

●催眠心理療法(ヒプノセラピー)
https://mindcreate.com/hypnotherapy/

 

 

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