自分のことなのに自分の心が分からない？

自分の心を理解していますか？

あなたは、自分自身の心をしっかり理解できていますか？ もし「理解している」と言えるならば、心の問題に対しても、自分で解決のヒントや答えを見つけることができるでしょう。なぜなら、自分の心を客観視できるからです。

しかし、自分のこととなると、感情に巻き込まれてしまいがちです。

「他人の心は分からない。自分の心でさえ分からないのだから」

「他人の心が分かる」と思ったことはありませんか？

「〇〇さんは▢▢と考えているに違いない」

でも、よく考えてみてください。

自分の心でさえ、完全に理解できないことがあるのに、他人の心が分かるはずがありません。実際には、私たちは「相手の心が分かっている」のではなく、あくまで予想しているだけなのです。この勘違いが、人間関係のトラブルを引き起こす原因の一つです。

他人の心が読める？

世の中には、他人の心が読めるとされる人がいます。

実は、私も似たようなことができます。

それは、その人の「思考パターン」や「行動パターン」を分析し、言動を予測することです。つまり、クライエントの心を読んでいるわけではなく、心理学的な手法を用いて分析しているのです。

特に「コールドリーディング」のスキルを活用すると、より効果的に相手の思考を推測することができます。

「自分の心を理解できないのに、他人の心は分かったように思う」

その理由の一つは「感情」にあります。

私たちは自分のことになると、感情に巻き込まれやすくなります。すると冷静な判断ができなくなり、起こってもいない未来を想像して、不安や悩みを生み出してしまうのです。

しかし、他人のことは感情を交えずに客観的に見ることができます。そのため、他人には冷静なアドバイスを提案できるのです。

自分の心を客観視するには？

• 自分自身のことになると、感情に巻き込まれる

• 他人のことは客観視できるので、解決のヒントや答えを提案できる

では、自分の心を客観視できるようになるにはどうすればいいのでしょうか？

マインド・クリエイトが行う催眠心理療法では、「自分の心と正面から向き合う」ことを大切にしています。

一般的な催眠療法では、催眠誘導を中心に行われることが多いですが、私の考えでは、それだけでは心の悩みを根本的に解決することは難しいのです。

そこで、私がたどり着いた答えは、「クライエント自身が、自分の心と正面から向き合い、解決のヒントや答えを一緒に見つける」という方法です。

初回2時間のセラピーでは、ホワイトボードを使いながら、クライエントの心の中を整理し、視覚化していきます。これにより、自分の頭の中で考えていたこととは異なる発見があり、そこに解決のヒントや答えが見えてくるのです。

このプロセスは、自分の嫌な部分と向き合うことにもなりますが、心の悩みを根本から解決するためには非常に重要なステップなのです。

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