機械と人工知能がもっと進歩すれば催眠術師は必要なくなるのか?真剣に考えてみた

前回、ますます便利になっていく世の中において、機械やシステムの進歩によって人が必要なくなる、という記事を書きました。

そこで、催眠術師はそれらの進歩によって必要なくなるのか?を真剣に考えてみました。
私、こんなしょうもない事を考えるのが大好きなのです(笑)
まあ、適当にお付き合いください。

 

前提として、私がどんな未来をイメージしているのかを示しておきます。

 

「マツコアンドロイド」をご存じでしょうか?
テレビなどでよく出ているので、一度は見たことがあると思います。

 

かなりリアルですね。遠くから見たら、本人と間違えるのではないかと思います。 
現在は、モニターを通してパソコンで顔の表情や体のしぐさをコントロールしています。
マイクを通して、話をすることもできます。
他にも、イベント会場などでアンドロイドが活躍するようになりました。
この場合は、操作しなくてもある程度簡単な会話ができるようですね。

iPhonの「人工知能Siri」はご存知でしょうか?
こちらが質問すると答えてくれたり、会話もできる機能です。
冗談で返してくれたりもするので、以前よりかなり精巧になったと感じます。

私がイメージするのは、このもっと先。
機械も人工知能もさらに発達し、まるで本当の人間のように動いて会話ができるようになったとき。
そして、何人もの優秀な催眠術師の掛け方をプログラムして、状況に応じて誘導できるようになったとき。

 

まず、確実に催眠術を掛けることはできます。
そもそも、催眠術は動画でも掛けることが可能です。
ただし、この場合は対面での誘導に比べて半分以下の掛かり方になります。
映像と音声では、雰囲気もでず、そこまで誘導に集中しきれません。
何より、体験者に合わせることができず、一方通行の誘導になってしまいます。

これが、精巧なアンドロイドと人工知能になれば、かなり掛かりやすくなるでしょう。
対面での誘導のような雰囲気もでて、誘導に集中することでしょう。

 

では、人間が行う誘導に比べて何が足りないのか?

 

 それは、「感情」と「意識状態を使った誘導」です。

体験者の顔の表情や声のトーンから感情を読み取れたとしても、アンドロイドは感情を出せません。
仮に顔の表情が変わったとしても、それは本当の感情ではありません。
催眠術は、相手の感情を読み取り、その感情を共有することによって場の雰囲気を作ることもできます。
また、術師自身が「楽しい」「うれしい」と感情をオープンにすることによって、それが相手にも伝わり、同じ空間を共有することもできます。

そして、何より催眠術を掛けるときに大事なこと。それは、術師自身がトランス状態に入って誘導することなのです。
お互いが同じ空間を共有し、同調するためには欠かせないものです。

 

 

ということで結論。
どんなに進歩したとしても、人間の催眠術師にはかなわない。
催眠術師は必要だということです。

しかしながら、人間が誘導する8~9割程度の掛かり方は可能ではないかと思いました。
考えながら、少し恐ろしくもなりました(笑)
20年後ぐらいには、こんなことも可能になるのでしょうかね?

 

 

しょうもない話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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