なぜ言葉を加えると催眠術の成功率は下がるのか?【スパルタ催眠術スクール】
【目次】
・催眠術はシンプル・簡単・分かりやすく
・催眠術の成功率が下がる理由
・意図的に言葉を足す
・成功率が下がったときはシンプルにしてみる
催眠術はシンプル・簡単・分かりやすく
スパルタ催眠術スクール「基礎コース」は、催眠術を習得することを目的としています。
当スクールのオリジナルメソッド「どうすれば催眠術をかけられるようになるのか?」ではなく、「なぜ催眠術は誰でもできるのか?」という視点から学ぶことで、最短で催眠術を習得することができます。
催眠誘導は、シンプル・簡単にしています。
もちろん多少の練習は必要ですが、言葉よりも骨組みを分かりやすくしているので、数回の練習で誘導できるようになります。
そして実践練習を積み重ねていくことで習得することができるのです。
習得の基準に達してから、上級コースでさらなるレベルアップを目指して技術・テクニックを磨いていきます。
催眠術の成功率が下がる理由、暗示とは理解すること
ある程度のレベルに達したとき、成功率が下がる人がいます。
その多くは、言葉を無駄に足してしまうことが原因です
知識とテクニックが身についてくると、どうしても言葉を足したくなるものです。
周りに人がいればそれらを見せたくなるものですし、最初はシンプルに誘導していたからこそ、言葉を足すことで効果が高まると思ってしまいます。
あなたの周りの理解しにくい話をする人を一人思い浮かべてください。
どんな話し方をしているでしょうか?
・前置きが長い
・無駄な話が多い
・要点がつかめない
・結論があいまい
・自分が気持ちよくなるために話している
この中の複数が当てはまるのではないでしょうか。
基本的に無駄に話が長く、何が言いたいのかよく分からない話し方をしています。
これは催眠誘導でも同じです。
言葉を足しても、かかりやすくなる訳ではありません。
逆に無駄に言葉を足すほどに、相手(被験者)に伝わりにくくなります。
暗示とは被験者が誘導を理解することも含まれているのです。
スクールで「ゴール(起こる現象)を明確にしましょう」と何度もしつこく言っているのは、被験者が「自分はどうなるのか?」理解しやすくするためです。
意図的に言葉を足す
では長い催眠誘導がダメなのかというと、そうではありません。
私自身、長い誘導をすることがあります。
大切なことは、意図的に言葉を足しているかどうかです。
ただ単に言葉を足すのではなく、その言葉を加えることに意図・目的があるかということです。
私は講義中に、関係がないと思うような話をよくします。
でもこれは、自分の中で意図・目的をもって行っています。
・本筋の話とリンクしている
・より理解してもらえるように
・トランスを深めるために
それが本当に効果があるのかどうかは聞いている本人にしか分かりませんが、少なくともただ話を加えているのではなく、意図的に加えています。
成功率が下がったときはシンプルにしてみる
知識・技術が身についてレベルが上がっているにも関わらず成功率が下がってしまったときは、催眠誘導をシンプルにしてみることが一つの解決方法です。
催眠術は自分の心のあり方も影響します。
自信を持つことは大切ですが、相手を置き去りにした「おごり」は違います。
シンプル・簡単・分かりやすく。
習得するまでに何気にやっていたことが、被験者にとっても良かったことなのです。
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