そうだ!催眠術、学ぼう。【その20】
【その20】なぜ関係が近い人はハードルが高くなるのか?
催眠術を習得するために絶対に欠かせないこと。
それは、実践練習です。
どれだけ、掛け方を学んだとしても、実践練習なくして習得はありません。
どれぐらいの人数に練習すればいいのか?は、人それぞれですが、
しっかりと掛け方を学べば、20人程である程度の習得レベルに達するでしょう。
ただし、同じ人、一度体験した人ではなく、初めて催眠術を体験する人に練習することを意識してください。
始めたての頃、多くの人は、練習するときに関係の近い人に行います。
家族、友人、同僚など。
なぜなら、声をかけやすいからです。
もちろん、技術やテクニックがない状態で行うこともあるのですが、
実は、これらの人は成功するハードルが高くなります。
そこには、いくつか理由があります。
例えば・・・
①お互いに恥ずかしさが出てしまう、真剣にやらない
関係が近いからこその恥ずかしさってありますよね。
さらに、緩い雰囲気での誘導になりやすいので、真剣にならないということもあります。
私は、最初は数人の友人に練習したのですが、全員に途中で笑われてしまいました。
私自身は真剣だったのですが、友人はそうではなかったようです。
②よく知られているからこそ、特別な世界であるというイメージ
関係が深くなるほど、相手はあなたのことをよく知っています。
どんな仕事をしていて、どんな性格で、どんなことに興味を持っているのか。
一般的に、催眠術は特別な世界であるというイメージがあります。
特別な能力が必要であると思われたり、修行が必要だと思われることもあります。
そんなイメージがある中で、よく知っているあなたが催眠術を掛けようとしても、
「あなたに催眠術なんてできるわけない」
という風に思われてしまうのです。
言い換えれば、あなたは催眠術師だとは思われないのです。
③「素人」であることを自ら言ってしまう
これは関係性とは別物ですが、多くの人が練習をするときに、
自らが「素人」であることを相手に伝えて練習してしまいます。
「最近、催眠術を勉強している」
「催眠術の練習をさせて」
などの言葉を使ってしまうのです。
これは、間接的に「私は素人です」と言っているようなものです。
そもそも、催眠術に掛かるとどのようになってしまうのか?と
不安や恐怖を感じる人が多くいます。
そこで、さらに素人に掛けられるとなると、さらにその気持ちは強くなってしまいます。
そうすると、さらに抵抗が強くなってしまいます。
●技術・テクニックがない
●関係の近い人に練習する
●「私は素人です」と言って練習する
このような状況で練習すると、成功は難しくなります。
ただし、勘違いしないでください。
関係が近い人への練習は、どんどんしてください。
掛からないわけではありませんし、関係性が良い方に作用することもありますし、
何より、誘導を覚える練習になるからです。
そうとは知らずに、関係が近い人数名に練習をしてうまくいかず、
気持ちが萎えてしまい、習得することを諦めてしまった人を多く見てきました。
関係が近い人に練習するときは、成功を求めすぎず、
練習を目的として気軽にやってみてください。
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