そうだ!催眠術、学ぼう。【その16】
【その16】臨機応変に誘導するためにはベースが必要
そもそも、催眠術の掛け方に正解はありません。
被験者が100人いれば100通りの掛かり方があるのですから、
「この流れでやればいい」というものはないのです。
被験者の被験性や掛かり方のタイプを見極めて、誘導をしながらどのような反応をするか?を観察し、その場で展開を変えていく。
臨機応変に誘導していくことが大切です。
とは言っても、いきなり出来るわけではありません。
やはり、ベースの誘導をしっかりと身に付けることが必要です。
色んな誘導法を身に付けることも大切ですが、
まずはこのベースを作るために、何度も何度も同じ流れで練習する事をお勧めします。
そうする事で、「何の為にこの誘導をしているのか?」を理解できるようになります。
催眠術は、「何をするか?」ではなく「何のためにするか?」を考えて誘導することが大切です。
よくある質問として、
「カタレプシー(手が固まって開かない)はやった方がいいのですか?」
「フィンガースティックをやった後、そのまま手を固めた方がいいのですか?」
などがありますが、これは「何をするか?」という視点で考えていることになります。
そうではなく、何のためにするのか?を考えて誘導することの方が大切なのです。
私の答えはいつも、「どっちでもいいですよ」です。
この誘導の本質を掴むことができ、自分なりの「何のために?」を考えて誘導するなら、
何をしてもしてもいいのです。
そもそも、催眠誘導に決まった流れはありません。
被験者が100人いれば100通りの掛かり方があります。
●被験者に合わせて
●被験者の反応を観察して
●どんな誘導が効果的か?を見極めて
臨機応変に誘導できるようになるまで実践練習を積み重ねて、
しっかりとベースを身に付けてください。
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