そうだ!催眠術、学ぼう。【その8】
【その8】回数による催眠術の掛かり方の変化
基本的に、回数を重ねるごとに催眠術は掛かりやすくなります。
一度目の誘導でほとんど反応が起こらなかった人が、
2度、3度誘導するごとに掛かりやすくなることがよくあります。
これには、いくつかの理由が考えられます。
●催眠術に対しての不安や恐怖が小さくなっていく
●同じ術師であれば、信頼関係が築かれていく
●催眠状態がより深くなっていく
ざっと挙げるとこんな感じです。
基本的にと書いたのは、その逆もあるからです。
私自身はこっちの方でした。
もっとも「催眠術に掛かった」と思えたのは、初めて体験したときであり、その後は少しずつ反応が悪くなっていきました。
これは、最初に感じた「驚き」と「感動」が小さくなっていったからです。
初めて体験したときは、「フィンガースティック(指がくっつく誘導)」で、強烈な驚きと感動を覚えました。
まあ、これは催眠術でもなんでもなく、ただの観念運動になるわけですが、
それでも意識状態が一気に変化し、その後の誘導も反応しやすくなったと、今になって思います。
これまでの経験から、10人中2、3人はこのタイプになります。
どちらにしても、一度誘導して掛からなかったとしても、諦めずに誘導してみることです。
「催眠術は、諦めた時点で終了」
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