催眠状態(トランス状態)の3つの種類
「催眠状態を自分でコントロールできるようになる」
これは元々の能力によって、習得期間や深度は変わってきますが、誰でも練習をすればできるようになります。
催眠状態といっても、その性質はいくつかあります。私は、催眠状態を大きく三つの種類に分けています。
①集中性
②イメージ性
③創造性
①は、集中力が高まる状態。
②は、よりイメージがしやすい、明確になりやすい状態。
これは、分かりやすいと思います。そして、どちらか一方が高まれば、もう一方も高まり、この二つは非常に似ていて、リンクしやすいものです。
では、③の創造性の催眠状態とは何なのでしょうか?
これは、ヒントやアイデアが出やすく、新たに何かを創りだしやすくなる催眠状態です。三つの中で最も深まった状態だと言えるでしょう。
例えば、パソコンで文章を書くときに、一気に書き上げられるときはないでしょうか?キーボードを叩く手が止まらないぐらいに、どんどん頭の中に文章が沸いてきて書き上げることができる。一方、必死に書こうとして1時間パソコンに向かっていても、100文字程度しか書けないときもあります。私は、毎日のように文章を書いていますが、催眠状態の入り方によって、明らかに違ってきます。創造性の催眠状態に入っているときは、1時間ぐらいはノンストップで書き上げることができます。
私自身、ある程度はこの創造性の催眠状態をコントロールできるようになりましたが、残念ながら必ず入れるわけではありません。そこで、誰でも入れるようになる方法はないか?と自分自身で色々試してきました。
シンプルな方法を一つ紹介しておきます。
それは、考えなくてもできるような単純作業を20~30分繰り返すことです。私の場合は、ギターで同じフレーズを何度も弾きます。おそらく、もう何千回と弾いているでしょう。最初は、さまざまな思考が働くのですが、しらない間に無になって弾くようになります。そして、その状態になったら、文章を書くのです。そんなに時間がかかるの?と思われるかもしれませんが、同じ時間をかけても、効率の悪い状態と効率の良い状態で行うのでは、全く中身も結果も変わってきます。ですので、30分も無駄にはならないのです。
しかも、何度もやっていると、いつの間にかスイッチが強化されて、その時間は少しずつ短縮されていきます。
ぜひ、あなたも創造性の催眠状態に入れるようになる、スイッチを作ってみてください。
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「自分に暗示をかけると、いいことが起きる」サンマーク出版
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●催眠心理療法(ヒプノセラピー)
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