変わらない凄さと過去の思い出
サラリーマン時代に、週に2,3回通っていた定食屋があります。
もう、かれこれ15年程前のことでしょうか。
京都の三条京阪にある「篠田屋」というお店です。
見ての通り、昭和の香りがするお店です。
人気メニューは、「中華そば」と「皿もり」
特に「皿もり」は私の大好物で、ご飯のうえにトンカツがのっていて、餡かけのカレールーがかけてあります。
ここから、ソースをたっぷりかけて食べるのが私流の食べ方。
正直、薄っぺらいトンカツで、特別に美味いというわけではないのですが、なぜか何度も食べたくなる味なんですよね。
中華そばも、特別に美味いわけではないのですが、なぜかハマってしまうのです。
おそらく、ほとんどの常連さんも同じではないかと思います。
ちなみに、他にもメニューがあるのですが、ほとんど頼んだことはありません。
久しぶりに行って、改めて凄いお店だと思いました。
それは、店内もメニューも働いている人も、何も変わっていないのです。
数年前から、ネットや雑誌に取り上げられて、地方からも来る人が増えたようですが、私が通っていた頃そのままなのです。
人気店になっても変わらない昭和の雰囲気。
あっ、でも皿もりの値段は上がってました。
確か、15年程前は450円だったのが、650円になっていました。
中華そばも100円値上がりしてました。
それ以外は、昔のまんま。
実は、変えることよりも難しいのです。
本当に凄いと思いました。
皿もりを食べながら、昔のことも思い出しました。
このお店に通っていた頃は、人生の中で一番辛い時期でした。
仕事に本気で向き合わず、毎日をダラダラと過ごし、人生の方向性を見失っていた自分。
そんな事を思い出しながら、大きく成長した自分を改めて認識することができました。
私にとっての大切なお店。
これからもずっと変わらずにあり続けて欲しいと願います。
【イベント情報】
●2015年10月24日 そうだ!催眠術、学ぼう。【京都】 残10席