公園で退行催眠したら高所恐怖症が改善した話【催眠心理療法(ヒプノセラピー)】
退行催眠で高所恐怖症の改善
マインド・クリエイトでは催眠心理療法(ヒプノセラピー)を看板に掲げてセラピーを行っていますが、催眠誘導をメインでやっている訳ではなく、「問題を解決するためにはどんなアプローチでもいい」という考え方があります。
今回は、公園に行ったことによって高所恐怖症が改善した、クライエントのお話です。
その方は、高い所が怖くなる高所恐怖症になってしまいました。ガラスのエレベーターには乗ることができず、高層ビルから下を覗くこともできませんでした。飛行機に乗るときは必ず真ん中の席を指定、椅子の上に立つときも恐怖を感じる状態でした。
話を聞いてみると、子供の頃に公園の鉄棒から落ちてケガをしてから高所恐怖症になったようです。セラピー中は他に根本的な要因がないかをじっくりと聞きながら解決方法を模索していました。催眠誘導も行いセラピーが終了したのですが、他に改善を強化する方法はないか?と考えて、落ちた鉄棒がある公園に行くことを勧めました。
それから数ヶ月後、まだ怖さはあるもののかなり改善できた、とメールで報告がありました。
なぜこのクライエントは高所恐怖症が改善したのでしょうか?
セラピー中にも根本的な解決方法が出てきたのですが、改善を強化したのは「公園に行く」行動でした。子供の頃に遊んでいた公園は大きく感じるものですが、大人になってその公園に行くと小さく感じるということはないでしょうか。落ちた鉄棒も子供のときは高く感じたのかもしれませんが、大人の視点で見ると低く感じるものです。
そのように認識が変わることによって、症状が改善していったことが予想されます。
公園に行くことで、退行催眠と似た効果を得ることができたのでしょう。
退行催眠とは、子供の頃の記憶に戻り大人の視点で見て、大人の自分から子供の自分を癒してあげることによって心の問題を解決していく、という催眠療法の一つのやり方です。
どこか特殊なやり方に思われがちですが、別に催眠誘導を行わなくてもできることです。昔に聴いていた音楽を聴くと当時の気持ちが蘇ってくるのも退行の一種です。そう考えると特別な状態ではないことが分かるかと思います。
子供の頃の体験によって何か症状が続いているのであれば、大人の自分でスイッチとなった場所に行くことで症状が改善いていくかもしれません。
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