優しさ時々強引さ
催眠術師は、優しさと時には強引さが必要である。
まず、優しさのない催眠術師は被験者に嫌われます。
それでも掛かってしまうのが不思議なところでもあるのですが、2回目以降の誘導は「いいです」と拒否されることでしょう。
被験者を気遣い、楽しんでもらおうという気持ちで誘導してください。
あと、次のような誘導も嫌われる可能性大です。
●掛けたい欲求が強すぎて被験者の気持ちは二の次
●高圧的な態度
●体をベタベタ触る
これらは、キャラとして意図的に行う場合、場所や相手の性格を見極めて行うのは良いですが、多くの人は嫌がるでしょう。
特に、男性が女性に誘導するときは気をつけてください。
しかし、成功率を上げようと思ったら、優しさだけでは足りません。
時には強引さも必要となります。
特に、現象を起こすときのダメ押しの一言があるかないかで、成功率は変わってきます。
例えば、「椅子から立てない」という現象を起こすとき。
優しいだけの人は、「あなたは椅子から立てないですよ~どうですか~」という誘導をよくします。
まるで被験者に伺うような誘導をするのです。
これでも現象は起こるのですが、掛かるか掛からないか微妙なラインにいる人は抜けてしまうことがあります。
これはとても勿体ないことです。
ここに強引さを取り入れると、このラインの人の掛かる率は高くなります。
「あなたは椅子から立てないですよ~ほらっ!もう立てない!!」とダメ押しの強めの言葉を言うといいでしょう。
「立てるもんなら立ってみろ」と殺気を込めて言うのもいいでしょう。
セールスでも恋愛でも強引さが必要なように、催眠術でも時には強引にいくことが必要なのです。
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