催眠の歴史①

10日間のヴィパッサナー瞑想コースを受けて、あることを思いました。

 

催眠誘導の源流は瞑想にあるのでは?

 

なぜかと言うと、瞑想法が催眠誘導によく似ているからです。
2500年以上前に瞑想法が確立していたのであれば、現在使われているような催眠誘導は瞑想を元にして作られてきたものかもしれないと考えたのです。
そこで、催眠の歴史をまとめてみようと思いました。
もし、そうだとするなら、瞑想を知ることは催眠の理解を深めることにつながります。

 

もしかしたら、瞑想の源流が催眠にあるのかもしれない?

 

そんなことも思いながら、私の探究心に火がついてしまいました。
催眠の歴史を勉強するのは、この世界に興味を持ったとき以来です。
こういう訳のわからんことを考えるのが好きなのですが、また自由に書いていきたいと思います。

 

催眠という言葉は使われなくても、催眠のような不思議な現象は今よりもっと昔からありました。

 

エジプト文明では、患者が目をつむっているとき、神官が身体に手をおき呪文を唱えることで病気が治るという治療法が伝えられていました。
少なくとも紀元前1000年前にはすでに用いられていました。
古代中国やインド文明でも、言葉だけで患者の病を癒すことができる治療法が実践されていたと言われています。

一方、古代ギリシャには、「眠りの神殿」と呼ばれる場所がありました。
治療を望む患者がその場所に横たわり眠りにつくと、夢の中でその病気の治療法が告げられると信じられていました。
「眠りの神殿」のなかで最も多く建立されたものが、紀元前1200年頃に活躍した、古代ギリシャの医術の神、アスクレピオスに捧げられた神殿です。
「眠りの神殿」は、ギリシャ世界全体に広がり、病を治すための最も一般的な方法として人々に受け入れられていました。

さらに遡って、紀元前2600年前の中国医学の書物には、言葉を用いた治療法についての記述が含まれています。

※参照 催眠の謎(参調出版)

 

まあ、ほとんど想像もつきませんが、

●威光
●言葉
●空間

がキーワードとして挙げられます。

民衆にとっては特別な存在の神官。
現在の医師以上に、威光は高まっていたことでしょう。
そして、その神官が唱える呪文(言葉)。
威光が高まった呪文は、暗示効果がかなり強かったと想像できます。
さらに、この時代の人は呪文を信じていたので、さらに暗示が強化されていたはずです。
神官も、手に意識を集中することで催眠が深まり体温が上がり、その手の温度を患者が感じれば、さらに暗示の効果が高まるはずです。

一時的なペインコントロール(痛みを抑える)ぐらいは、簡単にできたことでしょう。
信じる心があり、催眠効果がフルに発揮されれば、治癒能力も高まり、実際に病が治ることもあったと思います。

 

「眠りの神殿」という特別な空間。
荘厳で神聖な場所では、相当に催眠が深まりやすかったことでしょう。
その場所で眠ると治療法がわかる、と信じられ、それを目的にして行くのですから、自己暗示の効果も高かったこと言えます。
勝手な予想ですが、眠るのではなく意識がある催眠状態に近かったのではないかと思います。

 

ここまでは、瞑想と催眠とのつながりは分かりません。
しかし、ほんと自由に書いてますね(笑)

 

 

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