マインドコントロールから身を守る3つのポイント【催眠心理術】
マインドコントロールというと、どこか特殊な技術のように思えるかもしれません。
でも残念ながら、私たちは簡単な方法で、簡単にマインドコントロールされてしまうのです。
「自分は大丈夫」
こう思っている人ほど危険な状態だと思ってください。
マインドコントロールは日常に溢れていますし、マインドコントロールを完全に防げる人はいません。
誰もが何度もマインドコントロールされているのです。
マインドコントロールされないためには、頭が良い悪いは関係ありません。
知識があるかどうかなのです。
マインドコントロールとは?
強制されたという感覚はなく、自分で選択しているように錯覚しているが、実は相手の意図通りに動いている状態のこと。
勘違いしないでほしいのが、マインドコントロール=悪、ではありません。
マインドコントロールを良い方向に使えば、人を成長させることもできますし、人生をも変えることもできます。
私は催眠心理師としてセラピーを行っていますが、マインドコントロールの手法をたくさん使っています。
目的はクライエントの心の問題を解決するためであり、人生・生活をより良くするためです。
気をつけなければいけないのは、相手の悪意あるマインドコントロールです。
・依存させる
・高額商品を売りつける
・印象操作
など、自分の欲求のために使ってくる人が世の中にはたくさんいます。
今回は基本的な3つのポイントをお伝えしていきます。
これだけでも、世の中の悪意あるマインドコントロールから、ある程度は防ぐことができるでしょう。
①感情を揺さぶる
②情報を遮断する
③意識状態を変える
①感情を揺さぶる
人は感情によって行動をしやすくなります。
「プラスの感情」と「ネガティブな感情」
プラスの感情はイメージしやすいでしょう。
物を買うときは、それを使用したときの自分をイメージして、プラスの感情があるラインを超えたら欲しくなり購入するという行動をします。
悪意のあるマインドコントロールは、ネガティブな感情を利用します。
特に「不安」と「恐怖」です。
人はこれらの感情を感じたくないと思います。
それでも感じてしまうと、これらの感情を無くしたいと思います。
そこでその感情を無くす方法を提案されると、受け入れやすくなります。
ネット商材を見ると分かりやすいでしょう。
「あなたはこのままだと大変なことになりますよ」と不安・恐怖を煽るサイトがいかに多いか。
まずはネガティブな感情を煽って、その後に良い未来を想像させて商品を売るという典型的なテンプレートが使われています。
感情を煽るような言葉や文章を使う人は要注意です。
②情報を遮断
悪徳商法でよく使われるのが「情報(刺激)の遮断」です。
高額商品を売りつけたいとき、悪意をもって売りつけたい人の一番のネガティブな要因は他者のアドバイスです。
自分が欲しいと思っているときに、関係が近い人に相談すると、ほぼ否定的な意見が返ってくるものです。
「騙されているのではないか?」「気をつけた方がいい」など。
私が相談されたとしたら、まずは購入したいと思うまでの流れを詳細に聞いて、悪意あるマインドコントロールの意図がみえれば、その手法をじっくりと説明することでしょう。
それでも購入するというのであれば、本人の意思を尊重するようにしています。
「特別にあなただけに伝えているので、他の人には絶対に話さないでください」
こんな話があれば、ほぼ間違いなく悪意あるマインドコントロールだと思ってください。
相手の意図は、特別感を出すためであり、他者に相談されることを嫌がっているからです。
③意識状態を変える
これは自己啓発セミナーなどで使われている手法です。
長時間で数日間行われるセミナーは注意しましょう。
マインドコントロールするために、最もやりやすい手法が睡眠時間を削ることです。
例えば、3時間の睡眠が3日間続いたとしたら、頭はボーっとして思考能力は下がると思いませんか?
冷静な判断ができなくなり、相手の無理な要望を受け入れやすくなります。
長時間行われるセミナーはサービスではありません。
それはマインドコントロールするためであり、次の講座に申込みさせるために、意図的に行われている可能性があります。
冤罪事件では、警察が犯人ということを前提にして、長時間の取り調べを行うことで思考力を低下させて、否定し続けることによって心を弱らせて、その状態から逃れたいという気持ちにさせて犯人だと受け入れさせる、なんてことをやっています。
睡眠時間を削る。
もしこれは数日続くのであれば、悪意あるマインドコントロールだと疑った方がいいでしょう。
他にもマインドコントロールに使われている手法はたくさんありますが、とりあえずこの3つのポイントを知るだけでも、ある程度は気づくことができるでしょうし、防ぐこともできるでしょう。
マインドコントロールは特殊な手法でもなければ状態でもありません。
あなたが誰かをコントロールしようと思うときにも、何気に同じようなことをやっているものです。
悪意あるマインドコントロールを防ぐためには、まずはその知識を身につけることが大切なのです。
催眠術の学びを通して「武器」と「防具」を身につける。
「武器」とは、催眠心理術を身につけて日常生活に生かすこと。
「防具」とは、世の中の悪い催眠や、悪意あるマインドコントロールから身を守ること。
スパルタ催眠術スクール、メンタル催眠心理コースでは、そんな学びを提供しています。
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