なぜネガティブな感情に囚われてしまうのか?
怒り、不安、緊張、イライラ、憂鬱、嫉妬、悲しみ、などのネガティブな感情。
これらの感情とうまく付き合っている人もいれば、囚われてしまう人もいます。
囚われてしまうと辛い日々を過ごすことになります。
なぜネガティブな感情に囚われてしまうのでしょうか?
私たちは日々、なんらかのネガティブな感情を感じているものです。
「ネガティブな感情は感じたくない」
と思う人もいるかもしれませんが、この感情は人間にとってとても大切なものです。
①ネガティブな感情があるからこそ自分の身を守るこできる
②ネガティブな感情があるからこそポジティブな感情を感じる
③ネガティブな感情は行動するエネルギーとなる
④ネガティブな感情は心を成長させる
⑤ネガティブな感情が新たな道を切り開く
不安や恐怖がなければ危険地帯では死を近づけます。
憂鬱で悶々とした日があるからこそ、喜びに満ちた日があります。
結果を出せない自分に怒りを感じるからこそ、より行動をしようとします。
辛いときがあったからこそ成長することができ、人に優しくなれます。
私は、催眠に出会う前は、毎日が憂鬱でモヤモヤとしていました。
ネガティブな感情で溢れそうなときに、この世界に出会いました。
そして、新たな道を切り開き、人生を大きく変えることができました。
スクール生でも、ネガティブな感情に自分が負けそうなときに受講された方がたくさんいます。
そして、催眠の知識や技術を身に付けるだけでなく、心が成長して新たな道を切り開かれています。
ネガティブな感情は人生におけるスパイス
ネガティブな感情は最高のパートナー
このように捉えて、ネガティブな感情とうまく付き合っていくことが大切です。
本来は、無意識が自分のために出してくる感情であり、味方でもあるのです。
では、どうすればうまく付き合っていけるのでしょうか?
まずは、ネガティブな感情を「悪」だと捉えるのを止めることから意識してください。
悪者にしてしまうと、次のようにやってしまいます。
●避けようとする
●感じないでおこうとする
●消そうとする
●感じていないフリをする
そうすると、ますますネガティブな感情に意識を向けることになり、さらにその感情は強くなってしまいます。
ネガティブな感情を「善」とまでいかなくても、まずは「あってもいい」ぐらいになることを目指してみてください。
出てきたときは、その感情を味方だと思って受け入れるつもりで、「こんにちは」「また出てきたね」と心の中で挨拶をしてみてください。
これだけできっと、あなたは囚われから少しずつでも解放されていくことでしょう。
次は行動についてです。
人は感情を感じたときに、行動を起こしやすいものです。
これは、ポジティブでもネガティブでも同じです。
ワクワクした気持ちのときは、新しいことに挑戦したくなります。
寂しい気持ちのときは、大切な人に会いたくなるものです。
ネガティブな感情を感じたとにする行動には、やってはいけない行動があります。
●上司に叱責されて怒りを感じ見返してやろうと思い仕事を頑張る
●寂しい、悲しいときに元気になれる音楽を聴く
●寂しいときに飲みに行ってワイワイ騒ぐ(ただし、その感情が強いときは逆効果のときがあります)
●嫉妬した相手を超えてやろうと自分をより成長させるための行動をする
●緊張を克服するためにあえて緊張する場面で経験を積み重ねる
これらは、その感情を満たすことができ、自分自身の成長につながるので、やってもOKな行動になります。
では、やってはいけない行動とは?
●上司に叱責されて怒りを感じたので同僚と飲みに行って悪口をいう
●嫉妬した相手の悪口をいう
●嫌いな人を敵視して周りを巻き込んで味方にしようとする
●緊張を避けるためにできる限り緊張する場面を避けようとする
●不安を和らげようとして証拠を集めをする
●寂しさを和らげようとして予定を埋める
これらの行動は一時的にはスッとして満たされるかもしれませんが、その感情が無くなるわけではありません。
それどころか、よりその感情に意識を向けることになり強化する働きが起こります。
そして、それを何度も繰り返しているうちに、その感情に囚われてしまうのです。
旦那さんが浮気をしていると疑って、毎日憂鬱な気持ちで過ごしている人がいました。
その人は、浮気していないことを確かめるために、安心するために、毎日 旦那さんの身の周りを調べていました。
●メールで行動を確認する
●SNSを調べる
●携帯を見る
●スーツのポケットを見る
●財布を見る
しかし、本人は不安を消し安心するための行動をしているつもりでも、実は浮気をしていることを証明するための証拠を集める行動であり、自ら不安に囚われる行動になっていたのです。
このような行動は何気についついやってしまうものです。
しかし、あなたがネガティブな感情に囚われているのであれば、ネガティブな感情を感じたときにやっている行動をまず確認してみてください。
もしかしたら、それが囚われの原因になっているかもしれないのです。
他にも囚われから解放される方法はたくさんありますが、今回はここまで。
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