そうだ!催眠術、学ぼう。【その6】
【その6】実は危険!催眠術ごっこ
テレビ番組で催眠術をやっていた次の日に、学校で「催眠術ごっこ」をする小学生がいることでしょう。
「三つ数えると、あなたは動けなくなる~」などと、見よう見まねで催眠術をやってしまうのです。
ここで問題なのは、見よう見まねでやっても、催眠術にかかってしまう場合があることです。
しかし、やっている本人は本心では「自分には催眠術はかけられない」と思いながら遊びでやっているので、
反応が起こったとしても、それを演技だと思ってしまいます。
そうすると、仮に深くまで入ってしまった場合でも、それを知らずにそのまま放置してしまうということが起こってしまいます。
というより、テレビでは覚醒の部分を見せないので、解き方すら知らないのです。
その後、何か問題が起こる可能性は低いのですが、頭痛や肩こりが残ってしまう可能性は十分考えられます。
催眠術は、皆さんが思っている以上に簡単に掛かってしまいますが、
知識や技術がない人がやる、冗談半分でやる催眠術ごっこはやらないことをお勧めします。
特に、小・中学生は掛かりやすいので、注意が必要です。
催眠術は、しっかりとした人から学んでからやるようにしましょう。
同じようなもので、「コックリさん」があります。
地域によっては、「エンジェルさん」や他の名称だったりします。
小学生がコックリさんをやっていて、異常な反応が起こったり行動する生徒が各地で増えたので、
「コックリさん禁止令」が出された学校もあるぐらいです。
私の学校でも一時期流行って、音楽室でやっていた記憶があります。
コックリさんでは、催眠誘導を行うわけではないのですが、
●意識の集中
●リラックス
●緊張
という要素があり、催眠状態が深まりやすくなります。
そこで、「狐の霊を呼び寄せる」というストーリーや、
「10円が動いているときに手を離すと、狐の霊に乗り移られる」というルールを決めることによって
恐怖という要素も加えられることになります。
特に催眠が深まりやすい小学生は、やらない事をお勧めします。
【イベント情報】
●2015年10月24日 そうだ!催眠術、学ぼう。【京都】 残10席