そうだ!催眠術、学ぼう。【その35】
【その35】タイプ別の誘導法と対処法⑤
これまで、タイプ別の誘導法と対処法をいくつか説明してきました。
●挑戦的な人
●術師をバカにする人
●掛かりたい気持ち満マンの人
●掛かりたい気持ちはあるが抵抗が強い人
他にもいくつかのタイプがありますが、自分の中でいくつかのタイプ分けをしておけば、様々な人に対応できるようになります。
ただ、ある程度の習得にいたるまでは、「とりあえずやってみる」を心掛けてください。
「この人は〇〇のタイプ」だと思っていても、経験がなければそれは予想であり、見極めをしているわけではないからです。
本当は「掛かりたい気持ち満マンの人」なのに、勝手に「挑発的な人」だと決めてしまい、せっかくの練習できる機会なのに「誘導しない」選択をしてしまうのは、もったいない事です。
また、環境によって、どのようなタイプが集まりやすいかも変わってきます。
・催眠のイベント
・路上
・飲み会の席
・職場
・年代、性別の割合
・その場での自分の立場
・料金の有無
一つの環境で腕を磨いていくことも大切ですが、同じ環境だけで練習してしまうと、タイプが似かよってしまう場合があります。
そうすると、一辺倒の誘導法や対処法になりがちです。
その環境ではうまくいくのに、違う環境になると同じようにやっているのにうまくいかない、というような事にもなってしまいます。
メインとなる練習環境を一つ作っておき、出来る限り色んな環境で練習するようにしてください。
そうする事で、色んなタイプの人に練習でき、タイプ分けの見極め力が高まり、自分なりの誘導法や対処法を確立できるようになります。
そうして、色んな経験を積んでいく事によって、今度は成功率を高めるための環境を自分で作っていく事もできるようになります。
私の失敗談ですが、催眠のイベントではうまくいくやり方を、ある団体に依頼された場で同じようにやったら、反応が悪くとても焦った事があります。
何とか形にはなりましたが、脇汗ドッパーの冷や汗もんでした。
催眠のイベントは、催眠に興味がある人が来られますが、その場に来ている人は、団体の催しに参加しているのであって、特別催眠に興味があるわけではなかったのです。
その事も考えず、同じようにやってしまいました。
そんな経験もあり、今では依頼された時は、どんな環境なのか?どんな人が来るのか?など、出来る限り事前に情報を聞くようになりました。
失敗からしか学べない事もあります。
だからこそ、失敗を恐れずに色んな環境で練習してみてください。
【イベント・セミナー情報】
●2016年 2月13日(土) 1日で催眠術満喫セミナー【京都】
●2016年 2月21日(日) そうだ!催眠術、学ぼう。【京都】
●2016年 3月19日(土) 「掛ける」と「解く」の催眠療法講座