そうだ!催眠術、学ぼう。【その33】
【その33】タイプ別の誘導法と対処法③
●掛かりたい気持ち満マンの人
催眠術の話をすると、「面白そう!」「やってみたい!」「掛かってみたい!」というように強い興味を持つ人がいます。
催眠術師にとっては、とてもありがたい人です。
ここでは、表向きにはそう言っていても本音ではそうではない、という人ではなく、本当に掛かりたい気持ち満マンの人に対しての説明をしていきます。
このようなタイプの人は、すぐに誘導をスタートさせてください。
会話や催眠の説明はいりません。
被験者「やってみたいです」
術師『じゃあ、早速やってみましょう』
と間を空けずに誘導を始めてください。
ここで、信頼関係を築こうとしてムダに会話をしてしまうと、せっかく高まった気持ちが冷めてしまうことがあります。
催眠に対する不安や恐怖を取り除こうとしてヘタに説明をしてしまうと、それまでなかった不安や恐怖が出てきてしまうことがあります。
「催眠術に掛かりたい」という気持ちが高まったときが、誘導をスタートする絶好のタイミングなのです。
やるべきは、感情の波を観察することです。
催眠術を掛けるときには、
●信頼関係を築くことが大切
●催眠術に対する不安や恐怖を取り除くことが大切
このような知識があると、それが正しいと思い込んで必ず会話や説明を入れる人がいますが、「必要なとき」と「必要でない」ときがあるのです。
そもそも、初対面の人に短時間で信頼関係を築くことは難しいですし、不安や恐怖を完全に取り除くことは難しいものです。
それらは、誘導をしながらでもできますし、出てきたときに対応すればいいのです。
掛かりたい気持ち満マンの人には、速攻に誘導です。
【イベント・セミナー情報】
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●2016年 2月21日(日) そうだ!催眠術、学ぼう。【京都】
●2016年 3月19日(土) 「掛ける」と「解く」の催眠療法講座