そうだ!催眠術、学ぼう。【その27】
【その27】催眠状態を深めるためのポイント(要素)
基本的に、催眠状態が深まると、暗示は入りやすくなり、催眠現象が起こりやすくなります。
催眠現象でいえば、運動支配➡感覚支配➡記憶支配、の流れでより催眠状態を深める必要があります。
特に、幻覚の現象を起こそうと思えば、被験者の深度を極限ぐらいまで深める必要があるでしょう。
基本的に、と書いたのは、催眠状態が深まったからと言って、必ずしも暗示が入るわけではなく、催眠現象が起こるわけではないからです。
人によって、催眠状態の深まりやすさ、暗示の入りやすさ、催眠現象の起こりやすさ、は違い、それぞれに影響を与えていますが、別々に考える必要があり、その他にも様々な要素によって催眠術に掛かっていると思ってください。
催眠状態を深める方法として、「深化法」があります。
定型の誘導文さえ覚えておけば、誰でも簡単に誘導することができるので、まず最初はいくつかの深化法を覚えておくことをお勧めします。
そして、きっちりと誘導できるようになれば、その先は形ではなくポイントを押さえて誘導していくことを目指してみてください。
深化法という形のある誘導ではなく、人はどんなポイントで催眠状態が深まっていくかを理解して、臨機応変に誘導していくのです。
いくつかポイントを挙げておきます。
●リラックス
●緊張
●緊張と弛緩の繰り返し
●驚き、混乱
●単調なリズム
●一点を集中する
●視覚、聴覚、感覚を利用する
●意識の切り替え
●情報を一気に与える
●ストレス
●回頭
だいたいこれぐらいのポイントを押さえておけば、自由自在に誘導できるでしょう。
そうすると、形ある深化法を使わなくても、様々な催眠現象を起こせるようになります。
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