「やばい」と「受け止め」と「まあいっか」
大学生2年生頃だっただろうか?
一時期、髪の毛が薄くなっているのでは?
と気になって仕方がない時がありました。
何度も鏡を見ながら、
「前はもう少し下にあったよな(前髪)」
「この辺が薄くなっているな」
などと考え、
「親父も薄かったからな」
「毎日、学校に行くのもバイトも帽子をかぶっているからだ」
などとあれこれ原因を考えていました。
そして、同じように気にしている友達がいて、
毛髪剤を買っているのを見ると、
自分も密かに買いにいきました(笑)
今から考えると、事実ではない事に対して悩んでいた自分に笑えてきます。
このように考えると、人の思考というのは、
良くも悪くも「適当だな」と思います。
一度気になると、そこに焦点が当たり、
さらに気になって、悩みが大きくなる。
気にしないでおこうとすると、さらに気になって、
様々な解決方法を模索する。
元々、何も問題はないのに
心の悩みも同じです。
同じような出来事があっても、
「悩む人」「悩まない人」がいます。
確かに、どうしようもない嫌な出来事が起こり
悩まずにはいられない事もありますが、
悩みを自分自身で創り出し、大きくしてしまう事もあります。
私の場合も、勝手に頭が薄くなっていると思い込み、
自分で悩みを創り出し、勝手に悩んでいただけなのです。
何ら問題はないにも関わらず。
この2年程で、一気に白髪が増えました。
2年程前は、美容室にいくと「最近、白髪が増えてきたね」と言われて、
気になる部分は抜いてもらっていたのですが、
ここ最近は、その言葉も言われなくなり、
もはや抜いて無くなるレベルではなくなりました。
もう、諦めました。
諦めると面白いもので、白髪が気にならなくなりました。
そして、1週間程前から頭が薄くなっているのが気になりました。
「また、大学生の頃と同じように勝手な思い込みでは?」
と思いましたが、残念ながらそうではないようです。
大学生の時と違うのは、そう思ったとしても受け止められるようになりました。
年齢的なこともあると思いますが、
催眠の世界に長く身をおいている事も大きいと思います。
表面的なことに囚われるのではなく、
内面に意識を向けれるようになったのは、
催眠を学び、多くの人に伝えてきたからだと思います。
「頭が薄いぐらい、まあいっか」
●催眠心理療法(ヒプノセラピー)
https://saiminsinri.com