心の悩みを手放す「告白手放し法」

誰でも、人には言えない、人には知られたくない、心の悩みがあるものです。
周りを気にするからこそ、悩みを定着させる力が働くこともあるのです。

 

・あがり症(人前で緊張してしまう)
・吃音(言葉がつまってしまう)
・書痙(字を書くときに手が震えてしまう)

このような心の悩みがある場合、そんな自分を見られたくないという思いから、何とかごまかしたり、気づかれないようにしてしまいます。
そんな悩みの根っこにあるのは、「人の評価」です。
人に良く思われたい、人に悪く思われたくない、こんな自分を見てほしくない。
もし、「人の評価」が全く気にならなくなれば、ほとんどの心の悩みは無くなるのかもしれません。

 

もしかしたら、あなたのその心の悩みは、「告白手放し法」で解決するかもしれません。

 

書痙の場合、1人でいる空間で字を書くときに手が震えるわけではありません。
他の誰かがいる空間、誰かに見られているときに手が震えてうまく書けなくなるのです。
特に、披露宴や何かの会で署名をするときに、強い緊張を感じます。

「手が震えているところを見られたくない」
「人が見ているからうまく書こう」

そう思えば思うほどに、余計に手に意識が向いてしまい緊張してしまいます。
これらの思いは、「手が震える」「緊張する」ことが前提にあり、言い換えれば、自分自身で「手が震える」という暗示を入れていることになります。

 

では、この自分の症状を知っている人の前で文字を書くとどうなるのでしょうか?

おそらく、症状は出ない、もしくは小さくなるでしょう。
なぜなら、もうすでに知られているので、隠そうとする必要がないからです。
「見られたくない」「うまく書こう」と思わなくてもいいからです。

このように考えると、自分の悩みを告白することで悩みから解放されることがあるのです。
別に誰でもかれでも告白する必要はありません。
家族や友人、身近な人、理解してくれる人からやってみてください。
これは、セラピーでよく提案する方法なのですが、実際にやった人は驚くほどに効果が出ています。

 

ただし、この方法は逆効果になることもありますので、次のことを注意する必要があります。
それは、悩みを解決することが目的ではなく、自分の身を守るため、自分を甘やかすため、周りの人からやさしくしてもらうためにやると、逆に力が働いてしまいます。
この場合、本人は気づいていなことが多く、無意識でやっていることがほとんどです。

あなたの周りにも1人ぐらいはいるのではないでしょうか?
自分の悩みや不幸を言い訳にして、許してもらおうとしたり、周りの人に責任を押し付けたりする人が。

自分の悩みを打ちあけることによって、「私は〇〇だからできない」と言い訳に使ってしまうと、逆に悩みを維持・強化する働きが起こってしまう可能性があるのです。

 

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