よくある質問、誤解についてお答えします。

・他の心理療法(セラピー)と催眠療法の違いは?
・意識がなくなることはありますか?
・何回受けたらいいですか?
・催眠にかからなかったら?
・解決しないことはありますか?

その他、疑問や質問がありましたら、気軽にお問合せください。

 

●他の心理療法(セラピー)と催眠療法の違いは?

心の悩みを改善・解決する心理療法(セラピー)はたくさんあります。催眠療法はその中の一つです。
催眠療法の一番の特徴は、催眠誘導を行うことで催眠状態を深めた状態で暗示を入れていくことです。通常の意識状態ではブロックされてしまう暗示が、催眠状態が深まるほどに入りやすくなります。
また、催眠状態が深まるほどに感情がオープンになり、本音の自分が出やすくなり、問題を解決するためのヒントや答えも出やすくなります。
「こんなこと今まで考えたことがないんですけど・・・」なんて話がよく出てくるのですが、これが解決のための大きなポイントであることが少なくありません。
ただし魔法ではありません。テレビで見る魔法のような催眠術と混同されてしまいやすいのですが、あれはあくまでエンターテインメントであり、催眠療法では催眠ありきの考え方ではなく、自分自身の心と向き合うことが大事です。向き合う状態を作るのが催眠誘導であり、そこが他の心理療法(セラピー)との大きな違いであると言えます。

 

●意識がなくなることはありますか?

テレビで見る催眠術は、まるで眠っているように見えたり、意識が無くなっているように見えるかもしれません。でもあの状態であっても、催眠術師の声は聞こえていますし、自分が何をしているのかが分かっています。
そもそもあのようなエンターテイメント性の高い「催眠術」と、心の問題を解決することを目的とした「催眠療法」は別物です。催眠療法で行う催眠誘導も催眠術とは全く違います。リラックスを誘発する誘導を行うので、頭がボーっとしたり浅い眠りに入ってしまうことはありますが、操られて意識が無くなることはありません。
もしそれでも不安だと思う方はご安心ください。当心療所では催眠誘導を録音可としています。これは家で何度も聴くことによって暗示を強化するためでもありますが、どんな誘導をされているのか?も含めて、後から確認することができます。

 

●何回受けたらいいですか?

基本的には1回で終えられるようにセラピーを行っています。
「催眠療法は回数を重ねるごとに暗示が強化される」という考えがありますが、その部分は催眠誘導を録音してもらうことによって、何度も通う必要がないようにしています。
当心療所では、催眠誘導をメインとした催眠療法ではなく、自分自身の心と向き合ってもらい問題の根本的な要因を一緒にみつけていきます。そして根本的な解決をするためのアドバイスと提案をしますので、セラピー後もそれを続けていくことによって、少しずつでも解決へと向かっていきます。
こちらから次回のセラピーを受けることを強要することはありません。
ただ、根っこが深い心の問題は、解決するまでにある程度の時間がかかるものです。その場合は何度か受けられることをお勧めします。
目標達成や性格改善なども、じっくりと時間をかけて向き合う必要がありますので、その場合は全4回の「トランスコーチング」をお勧めします。

 

●催眠にかからなかったら?

テレビで見るエンターテイメントの催眠術は、ハッキリ言えば「かかりやすい」「かかりにくい」は、その人の能力によるものが大きいです。催眠療法においても「催眠状態の深まりやすさ」も能力によって変わります。
催眠療法においての課題だとも言えますが、当心療所ではそういった能力に関係がない方法を取り入れています。それは「かける催眠療法」「解く催眠療法」の考え方があるからです。
「かける催眠療法」とは催眠誘導をメントしたやり方。「解く催眠療法」とは心の問題を抱えているのは自分に悪い催眠をかけている、と捉えて、その悪い催眠を解くことができれば問題は解決する、という考え方です。ですからもうすでに催眠にかかっていると考えることができます。
一般的にイメージされるような、催眠にかかる必要はない、ということなのです。

 

●解決しないことはありますか?

癌であれば原因は癌細胞、それを取り除けば病気は治ります。
しかし心の悩みは原因が一つではなく、様々な要因によって起こるものです。ですので100%の解決は保証できません。
心の問題を解決するために大事なのは、自分自身の気持ちです。催眠療法ありきではなく、「今の問題を解決するんだ!そのために催眠療法を受ける」と意識を変えるだけで、効果が大きく変わってきます。
当心療所では、クライエントの心のあり方を変えることが大事だと考えてセラピーを行っています。
あなたの「解決するんだ!」という思があれば、少しずつでも解決に向かっていくことでしょう。

 

 

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