そうだ!催眠術、学ぼう【その18】

【その18】世の中の催眠と正直者の催眠術師

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世の中は催眠で溢れている

一体どれだけの人が、この事に気づいているのでしょうか?

 

ここで言う催眠とは、テレビで見る魔法のような催眠術だけではなく、もっと広い意味での催眠です。
例えば、私たちは日常の中で、様々な刺激を受けています。
刺激とは、映像・音声・文字や、その場の雰囲気や、集団によるもの、その他たくさんあります。
そして、私たちは、これらの刺激に対して、気づかない内に反応をしています。
このようなものも含めて、「催眠」としておきます。

 

「催眠」という言葉に対して、どのようなイメージや印象を持っているでしょうか?

 

私が催眠の世界に足を踏み入れたときから比べると、確実に良くなってきてはいますが、
まだまだ、「怪しい」「胡散臭い」「怖い」というイメージを多くの人が持っています。
広告業界、テレビ業界でも、「催眠はNG」という場合があります。
一般的には、催眠=テレビで見る魔法のような催眠術、と混同されていることも大きな要因でしょう。
テレビで見る催眠術の印象が悪いものであれば、
それが広い意味で捉えた「催眠」に対するイメージも悪くなってしまいます。

 

生で見たことも、触れたことも、やってみたこともないのに、
情報だけでイメージされ、敬遠されてしまうのは、とても残念なことです。
これこそが、催眠と言ってもいいでしょう。

 

さて、今後、催眠術師に対する印象はどのように変わっていくのでしょうか?

 

 

私からすれば、世の中の催眠の方がよっぽど怖いものだと思います。

 

ある意味、催眠術師は正直者です。
なぜなら、「私は催眠術師です」「あなたに催眠術を掛けます」と相手に伝えるからです。
まあ、中には伝えない人もいるようですが。

このように伝えることで、相手との明確な関係性が生まれます。
「掛ける」「掛けられる」という関係です。
この関係性が明確になれば、拒否することもできますし、抵抗することもできます。
思い切って依存することだってできるのです。

要は、掛けられる側が意識でき、自分の意志で選択することができるのです。

 

しかし、世の中催眠は、それを伝えてはくれませんし、残念なことに、悪意をもって使ってくる人もいます。

 

「掛けられている」という認識がなければ、無防備に受け入れてしまうことも、
相手の意図通りに動かされることも、いつの間にか依存してしまうこともあるのです。
自分が選択しているように思っていても、相手の意図する方向にコントロールされていることもあるのです。

 

自分にとって良いものであればいいのですが、そうでなければ、防ぐことが必要だと思いませんか?

 

催眠術をやっていると、

・いかに世の中は催眠で溢れているか
・どのようして催眠を掛けられているか

を理解できるようになります。

 

催眠術を学ぶときは、催眠術を掛けられるようになる技術を身に付けることだけでなく、
世の中の催眠を知ること、身を守る術を身に付けることも意識して学んで欲しいと思います。
そして、その催眠を使いこなせるようになることを目指してみてください。

 

 

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