10日間のヴィパッサナー瞑想コース 体験記④

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ヴィパッサナー瞑想体験記の4回目です。

 

コースが終了して5日経ちましたが、あれからずっとひどい便秘に悩まされています。
いきなり食べるものが変わり、急激なダイエットをしたからなのかもしれません。
量は少なめですが普通に食べて、お菓子などの間食もせずに健康的な食生活をしているはずなのですが・・・
誰が解消方法が分かる人がいれば教えてください^^;

 

毎度になりますが、ここでの内容は、あくまで私個人の感想です。
そして、瞑想を学び始めたばかりですので、個人的な理解や解釈によるものも含まれることを理解したうえで読んでみてください。

 

 

今回は、コースを受けた目的の三つ目です。

 

③情報が遮断された長期間の環境で自分にどのような変化が起こるのか?

 

このコースは、出来る限り情報を遮断された環境で行われています。
場所は、山に囲まれたとても静かなところにありました。
周りに民家はなく、あまり車も通らないところです。
敷地から見えるのは山だけで、道路側には高速道路にあるような防音壁が設置されているほどの徹底ブリでした。
瞑想のときには、小鳥のさえずりが心地よく耳に聞こえてきます。

夜は星空が最高にキレイ!
芝生があるのですが、鹿のフンが転がっていました。
そうそう、3回ぐらいホタルを見ることができました。
まあ、もの凄く田舎にある、ということです。

 

コースでの規律は次のとおり。

●指導者と瞑想法に従う
●宗教儀式や祭式、その他の瞑想法の禁止
●人と話をすることの禁止(聖なる沈黙)
●男女の分離
●身体の接触の禁止
●ヨーガおよびその他の運動の禁止
●お守り、数珠、水槽、お札などを身に付けることの禁止
●アルコール、タバコ、麻薬の禁止
●外部との接触禁止(緊急時には可)
●音楽、読書、筆記の禁止

こんな中、1日12時間以上の瞑想と講話が10日間ありました。
それ以外は、食事と休憩と睡眠です。
睡眠時間はけっこうあり、6時間程度です。
このようなコースや自己啓発セミナーでは、睡眠時間を意図的に短くしたりするところもありますが、ある程度ゆっくり眠れました。
まあ、10日間と長期なので、これ以上短くなれば脱落する人が増えてしまうかもしれません。

 

このように、極力情報が遮断され、極力他の刺激を受けないような環境となっています。
人は、情報が遮断され、刺激を与えられなければ、内側に意識が向きやすくなります。
催眠的に言えば、意識状態が変わりやすい、催眠状態が深まりやすくなります。
さらに、イメージがより鮮明になり、感覚が敏感になり、暗示が入りやすくなります。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの人間の感覚に対する刺激を、極力減少させることを「感覚遮断」と言います。
朝鮮戦争の後、研究が盛んに行われましたが、感覚を遮断された環境にいると、人は幻覚を見やすくなる、という研究結果が出ました。

 

なぜ、このような環境で行われるのか?

 

それは、コースでの学びを深め、より効果的なものにするためであります。
内容も大事ですが、受ける環境も大事だということです。

気をつけなければいけないのは、主催者側に他の意図がある場合です。
例えば、勧誘をするため、物品を購入させるため、に行われている場合です。
環境だけでなく、感情を揺さぶるところは要注意といえるでしょう。
意識状態が深まり、感情が最高潮に高まったところで、次のコースの勧誘すると成約率が高まることは主催者側は分かっていてやっています。

ちなみに、この協会のことを言っているわけではありません。
コースは、古い生徒の寄付とボランティアで行われていて、新しい生徒に対して強制的に寄付をさせるわけではなく、囲い込み(大勢で囲んで勧誘する)などもありませんでした。
興味のある人は、安心して参加できると思います。

 

 

さて、ここからが本題です。
このような環境で私自身はどのように変化したのか?

 

予想以上に良かったのは、人と話ができない、という規律でした。
これは、「聖なる沈黙」と言われています。
最初は、話せないのは辛いだろうなぁ、と思っていたのですが、特に辛いことはなく、逆に心地よささえ感じました。

他にもいくつかのメリットがありました。

 

コースの流れや食事・洗濯・休憩のやり方など誰も教えてくれないので、他の人を観察して自分で何とかしようとします。
私は、2日目から辛くなってきたのですが、誰かと共有したくてもできず、その気持ちと自分で向き合うしかありません。
理解できなかったことを他の参加者に聞けないので、自分で必死に理解しようとします。
また、他の参加者の説明だとその人の解釈が入るので、色のついた情報が入らない。

そして、それらが合わさって、より内側に意識が向きやすくなったと思います。

 

2日目ぐらいから、常に瞑想状態(催眠状態)に入っていたように思います。
休憩中もエンジンが切れることなく、常にアイドリング状態で、アクセルを踏めばすぐに発進できるような感じでした。
辛いと感じるピークは、3日目と7日目ぐらいに2回ほどきました。
このときは、多少抜けてしまいましたが、10日目の「聖なる沈黙」が解かれるまで、日が経つにつれてより深まっていきました。

 

眠るときは、いつもの睡眠とは質が違いました。
これは、緊張感があったということもあると思いますが、瞑想しているときよりさらに深い状態、という感じです。
1回だけ寝坊をしてしまいましたが、ほとんど起床時間の4:00より早く目覚めました。
しかも、起きたときの体の感覚や意識も違いました。
いつもは体が重く意識もボーっとしているのですが、スッキリと目覚めることができすぐに行動をすることができました。
これは、今でも続いています。

 

自分と同じような状態だからなのか分かりませんが、あまり大きなイビキをかく人はいませんでした。
男だけで約30人の共同生活です。
普通ならば、イビキでうるさくなることが予想されます。
実際、1日目はけっこううるさかったです。
私は1階だったのですが、2階で寝ている人のイビキも聞こえてくるほどでした。
それが、3日目ぐらいから、多少は聞こえたとしても気になるほどではなくなりました。
これは、自分にとっては面白い体験でした。

 

 

7日目、8日目には、ある変化が起こりました。
瞑想をしていると、ネガティブな感情を伴った過去の記憶がどんどん沸いてきました。
特に、数人に関する記憶が、リアルな映像で場面がどんどん切り替わり出てきました。
自分なりに分析すると、「後悔」「罪悪感」「嫉妬」の感情を伴った記憶です。
聖なる沈黙が解かれたあとに色んな人と話をしたのですが、多くの人も同じような体験をしたようです。

より深まったことによって、これまで抑え込んでいた感情がオープンになったからなのでしょう。
これは、別に悪いことではなく、瞑想の一つの目的でもあって、修行を積んでいけば浄化されるようです。

 

感情の変化などはありましたが、基本的に10日間は心が穏やかでした。
面白いと思ったのは、世間のことが気にならなかったことです。
世の中で何が起こっているのか、あの人は何をしているのか、とほとんど考えることがありませんでした。
日常生活では、様々な情報で溢れています。
情報という刺激を与えられているのです。
そして、私たちはその刺激によって何らかの反応をしてしまいます。
でも、刺激を与えられなければ反応しなくなるのです。

家に帰ってテレビを見ると、いまだにベッキーのことをやっていたのには嫌気がしました(笑)
テレビとネットが無くなれば、人はもっと心豊かに暮らせるのになぁ、とも思いました。

 

コースが終了してからは、3日間程アイドリング状態が続きました。
ある程度は解けたのですが、すぐに意識がトランスして、自然に深く入ってしまいました。
そのせいで、電車に乗っていると深まり、気づかない内に駅に到着して、何度か行き過ぎそうになりました。
現在は、普通に戻っています。

 

 

情報を遮断されたときの意識状態の変化は、予想以上のものでした。
このような環境は自分で作ることは難しく、強制的だからこそできることであります。
本当に貴重な体験ができました。
そして、この体験は催眠術にも生かすことができるでしょう。

 

 

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