本気になればどんな方法でも手に入れようとする

本気で欲しいものであれば、どんな方法でも手に入れようとするものである。
それが、どんな悪だくみであっても、どんなルートを使っても。
思いはエネルギーとなり、諦めなければ手に入れる可能性はなくならない。

 

先日のアメトークのテーマが「ファミコン芸人」でした。
いつも見ているわけではありませんが、こういう昔懐かしいテーマはなぜか興味をそそります。
番組を見ていて、昔のことを思い出しました。
悪だくみによってファミコンをゲットしたことを。

 

私はドストライクのファミコン世代。
小学2年生の頃から周りの友達はファミコンを持ちはじめました。
友達の家に行ってはやらせてもらい、ファミコンが欲しい気持ちはどんどん高まっていきました。

もちろん親に買って欲しいと言いましたが答えは「NO」。
父親は堅物で、教育熱心というわけではありませんが、テレビはNHKしか見せてもらえませんでした。
ファミコンなんて、頭も悪くなるし、目も悪くなる、という考えで、子供心にこの牙城を崩すのは難しいと感じていました。

それでも諦めずに毎日のようにファミコンが欲しいと言っていると、少しずつ両親の気持ちが軟化していきました。
もう少し頼み込めば買ってもらえるかもと感じていた頃、ある事件が起こりました。
小学3年生の視力検査で、視力が落ちていたのです。
0.7ぐらいだったと思います。
両親の反応は、ファミコンを買うとますます目が悪くなるので買わない、となってしまいました。
私のファミコンゲットへの道は閉ざされてしまったのです。
それでも、ファミコンへの思いは高まるばかり。
あまりの欲しさに友達からカセットだけ借りて、想像の中でゲームをして楽しんでいたぐらいです。

 

翌年の視力検査、私にとっては再チャレンジの日。
視力が上がっていればファミコンを買ってもらえるかも、と期待しながらの検査。
しかし、順番待ちをしているときに見ると、どうしても0.5ぐらいしか見えません。
そこで、絶望していた私はある悪だくみを思いつきます。

「検査表を覚えればいいんだ!」

そこから私の脳はフル回転。
検査表が二つあったので自分がどちらになるかを予想して一つに絞り、目がいいクラスメイトの検査を必死に覚えました。
結果、両目1.5に大幅アップ。
すぐに両親に報告してファミコンをねだります。
視力を論点にして熱弁したと記憶しています。

そして、小学4年生の8月の誕生日。
父親がくれたプレゼントは、ちょうどファミコン本体の箱の大きさ。
何度も何度も友達の家で羨ましく思いながら見ていた大きさ。
私はついに念願のファミコンをゲットしました。

 

無理やりなルートでしたが、諦めなかったからこその目標達成です。
本気になるって素晴らしい!

 

 

アメトークを見て、リアルで感情を伴った記憶をハッキリと思い出しました。

人の記憶は曖昧です。
昨日食べた晩御飯すら覚えていないときもあるのですから。
でも、感情が伴った記憶は、何年経っても思い出すものです。
直接でなくても、その記憶にリンクした情報がスイッチになったりします。
過去の記憶を遡る「退行催眠」というものがありますが、特殊なものではありません。
催眠誘導しなくても同じような体験は誰でもできるのです。
昔に聴いていた音楽が流れると、あの頃の記憶と感情が蘇ってくるのも退行催眠のようなものです。

 

あと、この文章を書きながら思い出したことが。
5年生の視力検査で普通に測ると0.5でした。
両親に知られると「ファミコンのやり過ぎ」と怒られ、1日1時間に制限されてしまいました。
同じ手口でやれば良かったと後悔しました(笑)

 

 

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