嫌われ者は人気者
リンガーハットのちゃんぽんは、長崎県民のソウルフード。
ある番組をたまたま見たら、リンガーハットの特集みたいな感じでやっていました。
リンガーハットいいですよね。
野菜たっぷりで料金も安い。
近くにお店がないので数回しか行ったことありませんが、私も大好きです。
その中で面白い話がありました。
長崎県民が関東のリンガーハットで食べると、スープの味が薄く感じる、という現象が起こっているそうです。
ある人がSNSにあげたことで関東の長崎県民に広がったそうです。
しかし、社長曰く、どこの店もすべて同じ材料と作り方である、とのことでした。
なぜ、このような現象が起こるのでしょうか?
私の予想でしかありませんが、「意識のすり替え」によるものだと思われます。
普通大好きなモノを食べるときは、その味を楽しみながら食べるものです。
・美味しい
・いつも通りの味
・懐かしい
しかし、このような情報を与えられると、
・同じ濃さなのか
・薄いのか
と味の濃さに意識がすり替えられてしまいます。
さらに、複数の人が「味が薄い」と言うと、その意見に同調しやすくなります。
心理学用語が出てきませんが、仲間外れになりたくない、という心理が働くのです。
そして、何度もその情報を目にすることで、「味が薄い」という思い込みもできることでしょう。
あと、これも重要。
リンガーハットは長崎発祥であり、リンガーハットのちゃんぽんは長崎県民が一番食べていて、その美味しさをよく知っている。
このように誇りに思っているからこそ、味の違いが分かることが長崎県民の証である、という心理が働くことによって、「味が薄い」ことが前提となっていることも考えられます。
皆さんも同じようなことをやっているはずです。
お気に入りのラーメン店があり、複数の店舗があれば「○○店の方が美味しい・好きだ」と評価しませんか?
もしかしたら、同じにも関わらず、味の違いを感じているかもしれません。
それは、ホームの店かどうか、雰囲気、従業員との関係性、によっても変わるものです。
これは、「嫌われ者は人気者」の心理に似ていると思いました。
多くの人に嫌われている人は、多くの人に人気があります。
その人が嫌われ者だという情報があると、人は意識をすり替えてその人を評価しやすくなります。
その人の人間性や相性による評価ではなく、「好き」か「嫌い」か、というように二択になりやすいのです。
「みんな嫌いとか言うけど、私はどちらかと言えば好きだな~」
こんな言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
嫌われ者になるほどに、人気者になっていくのです。
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