催眠術Q&A「催眠術は本当にあるのか?」

催眠術に対する素朴な疑問にお答えしていきます。

 

Q:催眠術は本当にあるのか?

 

まず、多くの方が催眠術に対してもつ疑問がこれでしょう。
催眠術の定義を何にするか?によっても変わってくるので、ここではテレビで見る魔法のような催眠現象が起こることとしておきます。
なぜなら、多くの人が知りたいのがこの部分だと思うからです。

・椅子から立てない
・目の前の人が好きになる
・水がお酒になる
・名前を忘れる
・目の前に好きな芸能人が現れる

等など、様々な催眠現象があります。

 

これは、間違いなくありますし、皆さんが思っている以上に催眠術に掛かりやすい人は多くいます。
しかも、特に難しいことをしなくても、催眠術は掛けることができます。
習い始めの人が初めて成功したとき、「演技で掛かったフリをしているのでは?」と多くの人が質問するほど、簡単な流れの誘導で掛けることができます。

一般的に掛かりやすい人の割合は、2~3割程度です。
掛かりやすい人の基準が曖昧なので、ここでは「名前を忘れる」という記憶支配の現象が起こるレベルとしておきます。
幻覚を見るほどに掛かりやすい人は、10人中1人いるかいないぐらいです。
逆に、ほとんど掛からない人も2割程度います。
「掛かる」「掛からない」という基準は術師によって異なりますので、あまりこのような数字に惑わされないようにしてください。

テレビで見るのは、ほとんどがエンターテインメントとしての催眠術です。
面白おかしい、魔法のような催眠現象が起こっている映像を見ているのです。
元々は、医療分野で発展してきたのですが、催眠の効果を患者に感じてもらえるよう、デモンストレーションとしてあのような現象を起こすようになったそうです。

 

私自身もそうだったのですが、多くの人は催眠術と催眠療法との区別がついていません。
テレビで催眠術を見ると、「自分の悩みも魔法のように解決するのではないか?」と思ってしまうものです。
それを証拠に、放送のあった後の数日は、催眠療法(セラピー)の問い合わせが一気に増えます。
この区別がついていないと、催眠療法において、催眠術に掛からなければいけない、という勘違いもできてしまいます。
催眠療法では、別に催眠術に掛かる(催眠現象が起こる)必要はありませんのでご安心ください。
仮に全く掛からないタイプであったとしても、違う要素を使って行っているのです。
この内容については、またどこかでお話しましょう。

 

 

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