【続編】事実だけを取り出すとネガティブな感情から抜け出せる

前回は「事実だけを取り出すと真実が見えてくる」というテーマでした。
まずは前回の記事をご覧ください。

 

ここ最近、いやもっと以前から行われているメディアによる悪い催眠を危惧して、物事の本質を知る方法をお伝えしたいと思い書きました。
人は何らかの刺激によって反応してしまう、それが広い意味での催眠である、と書きましたが、同じような刺激(情報)を与え続けられると、それが真実であると思い込んでしまいやすくなります。
大手のメディアは、その催眠の効果を分かっていて、意図的に私たちに催眠をかけようとしています。
本質的なことを伝えようとせず、印象操作に終始しています。
実際に効果があり、最近のもので例を出すと、安倍政権への支持率は大幅に下がることとなりました。
催眠でいうところの「追い込み暗示」を使って、さらに印象操作しようする意図は見え見えです。
それだけ大手メディアの多くは、安倍政権が大っ嫌いなのです。

年代によって違いますが「新聞やテレビの情報は正しい」という思い込みが多くの人にあります。
これはとても恐ろしい催眠で、この思い込みがあれば情報をそのまま受け止めてしまい、相手の意図通りに反応してしまいやすくなります。
「週刊誌・ネットの情報はちょっと怪しい」
同じような情報を流していても、週刊誌やネットだと多少なりとも疑いをもって情報を受け取る人も多いことでしょう。
実はこれが正常な情報の受け取り方であって、この意識を持つことが世の中の催眠から身を守る方法でもあるのです。

新聞はお金を払って購読するので、自分に選択権があるのでまだいいでしょう。
しかし、テレビは無料で見ることができ、情報が垂れ流されています。
しかもチャンネルは自由化されることなく、固定化されていて既得権益となっています。
表向きには「国民のための情報を」なんて言っていても、結局は組織を守るため、利益を出すために運営されています。

 

何が言いたいかというと、メディアの情報をそのまま信じてはいけない、ということです。
必ずしも真実を伝えているわけではありません。
情報をそのまま受け取るのではなく、自分で真実を見極めるという意識を常に持って、様々な情報から判断して欲しいのです。
この数十年日本が閉塞感から抜け出せないのも、未来に希望を持てない人が増えているのも、世の中が誹謗中傷で溢れているのも、メディアの催眠が大きく影響していると言っても言い過ぎではありません。
あと、イジメがなくならないのも。
昨年、ベッキーさんの不倫が話題になり、連日のようにメディアで流れていましたが、私は面白おかしく集団イジメをしているようにしか見えませんでした。
そら、子供だけでなく大人も面白がって真似しててイジメが増えますよ。

 

このように書くと「自民党支持者なの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
私はどこの政党も支持していませんし、安倍政権を支持させようという意図も全くありません。
皆さんと同じように、より良い日本になって欲しいと願っているだけです。
その為には、日本の足を引っ張るメディアの情報をそのまま受け取るのではなく、様々な情報から自分自身で真実を見極める意識を持って欲しいと思っているだけなのです。
どのような考え方や思想をもつかは自由なのですから。

 

 

前置きが長くなりましたが、本題はここからです。
事実だけを取り出す方法は、ネガティブな感情から抜け出す方法でもあります。

 

私たちは日常で様々なネガティブな感情を感じます。
怒り・嫌悪・悲しみ・不安・緊張・モヤモヤ・憂鬱、等など。

できることなら感じたくないと思うかもしれませんが、ネガティブな感情は悪いものではありません。
こらの感情があるからこそ、プラスの感情を感じることができますし、自分の身を守ることができるのです。

やっかいなのは、それらの感情に巻き込まれてしまうことです。
1日の多くの時間を費やしてしまったり、何日もその感情に巻き込まれる。
そうすると、辛くて、しんどくて、この世界から逃げ出したくなる気持ちになることもあります。

 

そんな時も、起こった出来事や感情から事実だけを取り出してみるのです。
前回の例をそのまま使います。
A子さんは、上司に言われたことに対して怒りを感じて、B子にそのことを話します。

B子聞いてよ~
さっき私が携帯を見ていたら、部長に「仕事以外のことはするな」と怒られたの。
友達に今日の予定をメールで送っていただけなのにヒドイと思わない?!
あの部長、前から私のことが気に入らないみたいで、仕事中に何度も私を監視するように見るのよ。
しかも、周りの人にも聞こえるような大きな声で怒って、私に恥をかかせたの。
あんな部長は上司として失格よ。

 

このように、A子さんはネガティブな感情を感じています。
ヘタすると、1日中怒りを感じながら仕事をすることになるかもしれませんし、もっと上司のことが嫌いになってしまうかもしれません。
上司を顔を見るだけで嫌悪を感じてしまう、なんてことになるかもしれません。
一時的なものなら別に問題ありませんが、この感情が長く続き巻き込まれてしまうと、仕事することも辛くなりますし、毎日が楽しくなくなります。
そうならない為にも、前回と同じく事実だけを抜き出していくのです。

 

「事実」だけを取り出していきます。
フィルターを通さない、その人の評価を取り除いたものです。

そうすると、このようになります。

 

さっき私が携帯を見ていたら、部長に「仕事以外のことはするな」と言われた。
友達に今日の予定をメールで送っていた。
部長は仕事中に私を見る。
周りの人にも聞こえる声で言った。

 

事実だけを取り出すと、たいしたことではありません。
部長に言われたことに対して、自分が勝手に評価・判断して怒りを感じていただけなのです。
このことに気づくと、ネガティブな感情は自然に薄れていくものです。

 

もし、ネガティブな感情に巻き込まれている人がいたらやってみてください。
まず、自分が感じている感情を含め、思いのたけ文章にしてください。
そこから事実の部分だけ、下線を引いてください。
そして、下線の部分だけを読んでください。

 

たったこれだけの作業で、その感情に変化が起こることでしょう。

 

 

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