催眠の歴史②

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2年程前まで、被験者モデルをしてくれていた花ちゃんが久しぶりに遊びにきてくれました。
近況を聞くと、現在は引っ越しをして料理の仕事をしながら狩猟の勉強をしているとのこと。
狩猟は、罠をしかけて鹿を捕獲し、その場で絞めて内臓を取るガチのやつでした。
実際に見てみたいと思い、今年の冬に狩猟の師匠を紹介してもらうことになりました。
果たして、私の狩猟デビューはあるのか!!

人が目標に向かって突き進む姿を見るのは嬉しいもんです。
ちなみに今回も酒3杯で撃沈(笑)
気持ち悪いとかはなくて眠くなるんですよね。

 

さて、今回も催眠の歴史についてです。
前回の内容で、瞑想と催眠のつながりは分からなかった、と締めくくりましたが、インド文明でも言葉だけで患者の病を癒す治療法が実践されていたのであれば、何らかのつながりがあったとも考えることができます。

 

王のような偉大な人物が人に触れるだけで病を癒すことができる、「ロイヤルタッチ」と言われるものがあります。
これは、催眠関係の書籍でたびたび出てくるので、知っている人も多いのではないかと思います。

紀元前300年頃、古代ギリシャ、エペイロスの王ピュロスもその一人。
彼の大きなつま先には、ひと触れで病気を治す力が秘められていると信じられていました。
また少なくとも、2人のローマ皇帝、ウェスパシアヌス帝(9~79BC)、ハドリアヌス帝(76~138BC)も、足ではありませんが同様の力を持っていたと伝えられています。
現時代に近いところでは、イギリス王のエドワード(1003~1066)や、フランス王のフィリップ1世もその力を持っていたと信じられています。

 

基本的に前回と同じような特徴が挙げられます。

●威光
●自己暗示
●象徴

 

王のような偉大な人物が行うことで威光が高まり、催眠が深まりやすくなり暗示効果が高まります。
言葉を使わず手で触れる非言語の暗示でも同様の効果があります。
いや、より自分の感覚に意識を向けるので、言語を使うよりも強化されたとも言えます。

そして、その時の患者は「自分は必ず治るんだ」と心の中で確信しているはずです。
自己暗示の効果も高まったことでしょう。
他者(王)からの非言語の暗示と自己催眠、この二つが合わさってより治療効果を高めたことでしょう。

 

ピュロスの場合は、象徴的なものもより効果を高めたと考えられます。
大きなつま先、という身体的な特徴があり、それを治療に使ったからです。
王のつま先には病を治す力がある、と信じていたことでしょう。
つま先がシンボルとなり、より大きな力を与えていたと思います。

 

ここまで書いてきて言えるのは、いかに人の信じる心が身体に影響を与えるか、ということです。
プラシーボ効果(偽薬)に類似しています。
呪文や魔法、呪いでさえも信じれば、身体的な反応が起こります。
これらは、簡単に情報が入る現在においても、なくなることなく存在しています。
それは、実際に効果があるからです。

情報の少ない時代ならば、なお高い効果があったことでしょう。

 

 

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